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パーカー豆知識
ハ行menu
注) (*)印は弊社の商標または登録商標です。
ハ
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パーカー処理パーカライジング法という「化学的ファンデーション」
別名パーカライジング処理(法)とも言いますが、りん酸塩皮膜を生成させる方法を総称(俗称)して言います。
りん酸塩皮膜処理とは、りん酸鉄、りん酸亜鉛(下地・防錆用途)、りん酸マンガン(防錆・摺動用途)などのりん酸塩の溶液を用いて、金属の表面に化学的にりん酸塩皮膜を生成させる化成処理のことで、その昔工業用途で本格的に発展させたアメリカ、パーカー兄弟の姓をとってパーカライジング、パーカー処理と呼ばれる様になりました。
現在では化学・学術用語にもなっています。
パーカー処理・パーカライジング法という「化学的ファンデーション」りん酸塩処理の模式図 -
撥水性撥水性
親水性の反対で、水をはじく作用です。
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撥油性撥油性
油をはじく作用です。代表的なものは、フライパンのフッ素コートです。撥油性のある処理(パルチタン)をすると、マジックインキ等の有機系のものが付着しづらくなり、付着してもふき取りやすくなります。
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パーレン(*)パーレン
パーレン処理とは、通常の脱脂-化成処理に加えて、新たな機能や性能の向上を目的として行う後処理剤です。パーレン処理は、その使用用途、目的機能によって、塗装下地、防錆、親水性の3つに大別できます。
- 塗装下地
化成皮膜剤や金属表面に直接処理を施すことにより、塗膜に対して密着性向上させるために、有機の活性点を植え付けるイメージで、表面改質機能(表面の活性化)を付与するものです。 - 防錆
通常の化成処理皮膜の上にシーリングし、皮膜の欠陥部を保護する様な目的で使用されます。近年ではノンクロメート化に伴い、化成処理剤+後処理剤で耐食性を向上させるケースもあります。 - 親水性
主にアルミニウム製の熱交換器フィン部に化成処理皮膜+親水性処理皮膜を施すことにより、水滴の結露を防止し、通気抵抗の劣化を防止する化成処理システムです。親水性処理システムを施すことにより、親水性、耐食性、耐久臭気、抗菌・抗黴性等の性能を付与します。 - 鉄鋼
耐指紋高耐食塗装下地用有機高分子皮膜や、クロメート系、りん酸亜鉛皮膜後のシーリング剤です。
- 塗装下地
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排水処理環境、保全
工場等からの排水に含まれる有害物質を取り除く処理のことです。
当社では、当社の薬剤・処理を使用した排水処理は元より各種排水に対応しております。
当社では、排水中に含まれるフッ素や窒素を取り除く特殊活性炭のボンダー、微生物による亜硝酸や硝酸態窒素を窒素ガスに還元処理する脱窒処理装置など特殊装置や薬剤も取り揃えています。
また、排水中の有効成分や水を再利用するクローズドシステム(PZEシステム)にて、省資源、廃棄物低減等を図り、環境負荷を低減することも可能です。 -
パル∑パル∑
鉄系素材に薄膜で耐食性、摺動性を強化した黒色皮膜を生成します。
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パルーブ(*)パルーブ
パルーブシリーズは、冷間鍛造や線材、管材などの塑性加工用途に使用される潤滑処理剤です。通常、りん酸塩処理等の化成処理を行った後に浸漬で処理します。金属素材や加工の強度に応じた化成処理を行い、用途に合わせ、金属石けんタイプ,二硫化モリブデンタイプなどのパルーブシリーズの潤滑処理を行います。現在、塑性加工用途として、パルーブ処理と同等の性能を持った一工程(一液型)潤滑剤(PULS)を開発しています。
- (例)パルーブ処理工程イメージ
- (例)パルーブ処理の皮膜イメージ
- (例)パルーブ処理工程イメージ
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パルグラス(*)
主に旋盤、マシニングセンター、研削盤等の工作機械内から突発的に発生する飛来物よりオペレーターを守る為の安全窓(覗き窓)です。
耐衝撃性に優れたポリカーボネート(以下、ポリカ)とガラス(ポリカを切削油による劣化及び切粉による傷から守る)との複層構造で、高い耐久性、視認性も兼ね備えております。
欧州工作機械安全規格〔旋盤(ISO23125)、マシニングセンター(EN12417)〕の耐衝撃試験に合格、第三者認証機関『TÜV』の認証を受けています。 -
パルコ(*)耐酸コバルト複合めっき
ステンレス材料を始めとする鉄系部材への適用が可能で、コバルトマトリクスに炭化クロム(Cr3C2)を分散させた独自の電気めっき技術。めっき後に真空拡散処理(800~900℃)を施すことにより、特に高温腐食環境下において著しい摺動パフォーマンスを発揮します。
当社では、ターボ系の部品で実績があります。 -
パルクロム(*)パルクロム
ステンレス材(鉄鋼やアルミにも使用可)に用いる塗布型クロメート処理剤です。皮膜外観は無色に近い色調となり、主に塗装・接着用途での密着性向上を目的とした下地処理剤として使用されます。また、耐食性にも優れた効果を発揮します。
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パルスパワー(*)パルスパワー
静電粉体塗装での、新荷電方式であるパルス荷電方式の弊社の商標名。従来のコロナ荷電方式の利点はそのままで、貫入性、平滑性などの欠点を解消した新技術です。
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パルソナイト処理(*)低温塩浴軟窒化
処理温度が430~490℃と軟窒化処理に比較し、概ね100~150℃と低い温度域での塩浴軟窒化処理で素材強度を低下させず歪みが少ない表面硬化処理です。
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パルダイン(*)パルダイン
パルガードと基本的には同じですがモルタル材がパルダインC-1000にチェンジしている関係で、工法が2つになりました。パルガードをモデルチェンジしたのがパルダインであると認識して頂いて構いません。
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パルチタン(*)パルチタン
パルチタンは二酸化チタン光触媒を応用した中性、水系の機能性コーテイング剤です。塗布面に光が当たると防汚、脱臭、抗菌、親水性等の効果を発揮します。通常、紫外線(UV)が必要ですが、最近可視光型(パルチタンVシリーズ)が開発されました。
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パルトップ(*)パルトップ
パルトップとは、主にシート・コイル等を対象にロールコーターなどによって塗布型処理を行い素材表面に耐食性皮膜を形成させる処理剤です。金属表面に直接塗布し、水洗することなく乾燥し皮膜を形成させるため、高速処理に適し、皮膜処理液の管理が容易であったり、排水処理等が軽減されるといった特徴があります。家電用エアコンフィンの下地処理等に適用されています。
亜鉛および亜鉛合金鋼板用の潤滑、または高耐食用有機高分子クロメート皮膜です。(一部アルミ、鉄、ステンレスにも使用可能です) -
パルニップ窒化+高周波複合熱処理
塩浴軟窒化処理の化合物層を意図的に残存させながら高周波焼き入れするため、両処理の長所を兼ね備え、鉄系部品の小型軽量化を可能とする新たな複合熱処理技術。化合物層直下には超急速短時間加熱による微細マルテン組織が生成し、拡散Nの効果で、焼き入れ後の硬さ上昇、焼戻軟化抵抗の発現、疲労強度の向上などが期待できる。また、この強固なマルテンサイトに支えられた化合物層は良好な摺動特性も兼ね備えており、それによる摩擦係数の低減や良好な耐焼き付き性といった直接的な効果のみで無く、摺動発熱抑制による転がり疲労強度の向上といった副次的な効果も期待できる。パルニップは浸炭焼入れの短所(耐摩耗性・歪等)を克服し、浸炭以上の耐摩耗・低歪・高疲労強度を実現。トータルコストを下げ、高強度化による軽量・小型化を実現します。特に動力伝達系部品に適しています。
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パルネクス拡散合金化処理
各種鉄系表面に、クロムを含む独自配合粒子をニッケルマトリクスに共析させた電解複合めっきで、さらに800~900℃の拡散熱処理を施し、部材表面に耐酸性と耐高温酸化性に優れた合金層を形成させる。電解複合めっきと拡散熱処理を組み合わせた特殊合金化処理技術は、高級ステンレス鋼の性能を凌ぎ、安価な鉄系材料を表面改質することで、大幅なコストダウンが図れます。
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パルブラック(*)黒染め処理
強アルカリ(塩)を使用した黒染め化成処理(薬剤)です。黒染め処理は100~147℃の温度で、四三酸化鉄皮膜(Fe3O4)を生成させ、光沢のある優美な黒色仕上げをするものです。 鉄鋼,銅及び銅合金は可能ですがアルミは処理が困難です。
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パルホス(*)パルホス
りん酸鉄系化成処理薬剤です。りん酸鉄系皮膜は、薄膜非晶質皮膜で屋内塗装製品の塗装下地皮膜として利用されています。
また、パルホスMシリーズはりん酸マンガン系化成処理薬剤です。防錆皮膜としても利用されますが、耐摩耗性に優れていることより、コンプレッサ,エンジン等の摺動部品多岐にわたり使用されています。 -
パルボンド(*)パルボンド
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パルリューベ(*)パルリューベ
パルリューべシステムは、各種金属およびその合金、樹脂、ゴム材等のさまざまな素材に、その使用条件に対応した表面処理皮膜と固体潤滑皮膜を形成させることにより、あらゆる機器・部品に対し潤滑性はもちろん、電気的特性(絶縁・導電性)耐摩耗性、初期なじみ、耐熱、耐荷重、耐食性等の優れた特性を与えることができます。
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半強化ガラス(熱処理ガラス)
強化ガラス同様軟化温度(650℃~700℃)近くまで過熱後、ゆっくり冷却して製造します。同厚のフロートガラスの2倍程度の耐風圧強度を得ることができます。割れ方は通常のガラスに近い形状となります。弊社高機能複層ガラス(パルグラス)には3.2mmを採用しており、脱落防止及び飛散防止の為、飛散防止フィルムを貼合しています。
注) (*)印は弊社の商標または登録商標です。
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光触媒光触媒
光触媒は光が当たると酸化力等を発揮する物質で主に二酸化チタンに代表されます。光を照射するだけで酸化力や親水性を発揮する環境にやさしい物質として注目されています。
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飛散防止フィルム
高機能複層ガラス(パルグラス)のガラスの空気層側に貼合し、ガラス破損時のガラス飛散を防止するフィルムです。
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非潤滑性非潤滑性
コピー機の紙送りローラーなどは、表面が滑ると、紙を送ること、しかも1枚ずつ送ることができなくなります。そのため、表面処理などによって、滑らない処理が施されます。ブラストや特殊コーティングにより表面を粗し、摩擦抵抗を大きくすることにより滑らせないことやボルトなどでは緩み防止に効果を発揮します。当社製品にも適用素材及び目的にあった下地処理を行い非潤滑性に適したパルリューベ処理があります。
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非粘着性非粘着性
非粘着性とは、シールや粘着テープの付着あるいは固着を防止する、あるいは除去を容易にする作用です。表面処理によって、分子間力、共有結合、水素結合が働かないようにすること、親水性、親油性を下げることで、非接着性が得られます。
非粘着性の処理を行うと、おおよそ防汚性も得られます。 -
表面処理(鉄鋼)りん酸塩処理
金属の表面処理と言っても、メッキ,溶射,酸化皮膜処理等色々な処理が工業化されておりますが、弊社は塗装密着性並びに耐食性向上のためのりん酸塩処理をメインに扱っております。りん酸塩処理も処理する素材(鉄,亜鉛)又、用途により各種薬剤を取り揃えております。
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表面処理(非鉄)アルミ用表面処理
- はじめに
- 軽くて加工性に優れたアルミニウム材料は、構造材料として、多くの分野に使用されています。 アルミニウムの表面処理として実用されている表面処理技術として、化成処理法があります。
化成処理は処理液とアルミニウムとの化学反応を利用して、アルミニウム表面に化成皮膜を 形成する方法です。アロジン処理やアルクロム処理としても知られるクロメート処理など、耐食性 と塗膜密着性が優れた、化成処理が各種の用途に実用されています。
しかし、最近では環境保 全の理由から六価クロムの排出量は厳しく規制される様になり、クロムフリーの表面処理技術が望まれています。 - 標準工程
- アルミニウムの表面処理の一般的なフローを以下に示します。
処理は、スプレー、浸漬いずれの方法でも可能です。
脱脂では素材に付着した油分等の汚れを除去します。
化成では、クロメート皮膜や、りん酸塩皮膜等の皮膜を生成させる工程です。
必要に応じて、脱脂と化成の間に酸洗等の表面調整を施す場合があります。- 脱脂
- 水洗
- 表面調整
- 水洗
- 化成
- 水洗
- 脱イオン水
- 乾燥
- 水洗
- 後処理
- 乾燥
- 脱脂
- ファインクリーナー(FC)、パルクリーン(CL)シリーズ
ノンクロム化成剤の適用に伴い、アルミニウム表面の油分等の汚れを除去するだけではなく、化成処理前の 表面を調整する(酸化物の生成抑制、偏析物の除去等)ことも重要な機能になっております。
アルカリ性、酸性、中性等、用途に合わせて選ぶ必要があります。ノニルフェノールを含まない脱脂剤等、環境に配慮した製品も揃えております。 - 化成
- その他
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- パーレン(LN)
この他、エアコン等のフィン材に親水性等新たな機能を付与する表面処理として後処理剤があります。 - パーカーセラミックコーティング(PCC処理)・ニホンパーカーセラミックコート(NCC処理)
受託加工技術として、高高度のプラズマ陽極酸化(PCC処理)やSiC、BNなどのNi電解複合メッキ(NCC処理)があります。
- パーレン(LN)
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表面調整表面調整
アルカリ脱脂された鋼板の表面を調整し均等化することです。
最後の皮膜化成を最良に仕上げる目的で行います。
注) (*)印は弊社の商標または登録商標です。
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ファインリューベ(*)ファインリューベ
塑性加工用潤滑処理剤の一種です。
環境にやさしい水系一工程型潤滑剤(PULS)および鍛造、引き抜き加工などに使われる潤滑油などがあります。 -
ファインロール(FINEROL)(*)ファインロール
圧延潤滑油として、弊社圧延油ファインロール(FR)シリーズがあります。循環式(R/C)で使用するもの、直接式(D/A)で用いられるもの、など各ミルに最適な圧延油を取り揃えています。R/C用圧延油は良好な乳化安定性と高潤滑性、D/A用圧延油は極めて優れた潤滑性を有していることが最大の特徴です。
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フェルボンドフェルボンド
ステンレス用の表面処理です。塗装、接着、潤滑用途に使用できます。
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フォスフォフィライトホパイト
金属をりん酸塩処理浴にて処理するとりん酸塩皮膜が金属表面に生成されます(パーカー処理参照)。りん酸塩処理には使用目的に応じていくつかの種類がありますが、最も広く使用されているりん酸亜鉛処理を行った時に得られるりん酸塩皮膜は結晶性で、その主成分がホパイト(Hopeite)とフォスフォフィライト(Phosphophyllite)です。ホパイトはZn3(PO4)2・4H2OフォスフォフィライトはZn2Fe(PO4)2・4H2Oの化学式であらわされますが、両者とも元々は鉱物名であり、同じ結晶構造を持つものが天然に産出されます。フォスフォフィライトを構成する鉄イオンは素材の金属から供給されるため、通常は鉄または鉄合金に処理した場合のみ生成されます。ホパイトとフォスフォフィライトの結晶構造は非常に良く似ており、皮膜中では混晶として存在することが知られています。これらの成分が錆の進行を防止し、塗膜の密着性を高めています。
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複合めっき複合めっき
金属に非金属成分を共析させためっきで、分散めっきなどの方法により行なわれます。
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複層ガラス
複層ガラスは、スペーサーと呼ばれる部材で、2枚のガラスの間に中空層を持たせたガラスです。
スペーサーを用いて保たれた空間には、乾燥空気を封入してあります。冷暖房効果の低下や、結露の発生など、熱の移動によって、住まいの快適さを損なう様々な問題が起こります。
複層ガラスは、熱が最も移動しやすい「窓」の断熱性能を高め、それらの問題の多くを解決します。
弊社の装置用高機能複層ガラス(パルグラス)は、耐衝撃性に優れたポリカーボネートとガラスとの複層ガラスで、高い耐久性、視認性を兼ね備えています。
主に産業用の安全窓(工作機械他)として用いられています。 -
フッ素含有排水処理ボンダー
フッ素は、半導体製造、めっき、ガラス加工、ステンレス鋼など様々な業界で使用されています。排水におけるフッ素排出規制基準は、公共用水域では8mg/L以下となっていますが、今後更に厳しくなるようです。従来のフッ素処理は、消石灰を添加した凝集沈殿方式が一般に行われておりますが、フッ素高濃度含有排水では、前述の処理後アルミニウム塩による凝集処理する2段処理を行っています。当社では、特殊活性炭ボンダーをフッ素濃度に応じて添加することで、フッ素を吸着除去する1段のみで処理しております。
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プレートコイル(*)プレートコイル/熱交換器
プレートコイルは台形パターンにプレス成形した鋼板(エンボス板)によって造られています。形状は、このエンボス板を両面に使用した「ダブル型」と、片面のみに使用した「シングル型」の2タイプがあります。
熱交換は、このエンボス板の中に熱媒(蒸気・熱媒油など)又は冷媒 (水・チラー・フロンなど)を通し、外側面に接する熱交換の対象物(原料や各種溶液など)を加熱・冷却するというものです。
使用方法としては、ディッピング(浸漬)、クランプオン(タンクへ伝熱セメントを介し貼付)、ベッセル(タンクへエンボス板を溶接)、ドラムウォーマー等が有り、材質は炭素鋼、ステンレス鋼、チタン、ハステロイ等で製造可能です。 -
プレパレン(*)プレパレン
プレパレンとはりん酸塩処理の前工程で使用する表面調整剤で化成反応の促進と、析出する皮膜を緻密化する目的で使用されます。現在、亜鉛系、チタン系、マンガン系の3種類があり、りん酸塩皮膜種類によって使い分けます。また、鉄鋼用塗布型クロメートの密着性向上を目的とした表面調整剤もあります。
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フロートガラス
透明ガラスとも呼ばれる通常のガラスです。
強化ガラス、半強化ガラス(熱処理ガラス)、合わせガラスの原材料となっています。
弊社は高機能複層ガラス(パルグラス)を初め、高機能ガラスの部材として使用しています。 -
粉体塗装粉体塗装
粉体塗料を使用する塗装方法で、一般的には静電粉体塗装を指します。
そのほかに流動浸漬塗装、静電流動浸漬塗装があります。
注) (*)印は弊社の商標または登録商標です。
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ベッセルプレートコイル/熱交換器
タンクの表面にエンボス成形板をハニカム状に溶接した容器一体型タイプの熱交換器です。
エンボス板をタンクに直接溶接するため、タンク・槽の補強となり、これにより壁面板厚を薄くでき、高い伝熱係数が得られます。
熱交換器内の内容積が小さいため熱媒・冷媒の量が少量ですみ、流速も早くなり一定した温度分布が確保でき、加温・冷却時間が短縮できます。
既存のタンクなどに後からエンボス板を溶接することも可能です。
注) (*)印は弊社の商標または登録商標です。
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防眩処理低光沢処理
亜鉛メッキの鋼構造物は、光沢があり眩しい、あるいは景観を損ねるということで、防眩処理(低光沢処理)が求められます。塗装する場合もありますが、コスト面などからりん酸亜鉛処理(パルボンド)が施されます。結晶性の皮膜で被覆することで、光沢を消します。また防眩処理(低光沢処理)は、周辺環境とのバランスから白系と黒系があります。
処理事例:鉄塔、道路標識の支柱、マンションの屋外非常階段
処理工程:脱脂(ファインクリーナー)→水洗→酸洗→水洗→りん酸亜鉛処理(パルボンド)→水洗 -
防錆防錆
金属材料のさび(腐食生成物)発生を防止することです。腐食(さび)による経済的損失とその対策費用は年間数兆円といわれており、これら腐食コストの削減は地球環境規模で重要な課題とされています。防錆には様々な方法がありますが、塗装やめっきなどの表面処理、防錆油剤の塗布などが一般的です。当社の表面処理剤は、金属材料やめっきの表面に塗布・反応生成させて、金属及びめっき自体の耐食性を向上させる用途や、金属材料と塗装の界面に塗布・反応生成させて塗装性能を飛躍的に向上させる用途などに広く使用されており、腐食コストの削減に大きく寄与する、地球環境にやさしい製品を取り揃えております。
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放熱性放熱性
OA機器などでは内部で熱が発生し、その熱が蓄積すると不具合の原因となるため、いかに熱を発散させるかということが大きな課題となります。ファンによる空冷ということも行われていますが、蓄熱する部品に放熱性のある表面処理をすることによって、その性能を上げるということも有効な手段として考えられます。放熱性を上げる処理としては、例えば、黒色化と表面粗化です。表面粗化は、表面を凸凹にすることによって、放熱できる表面積を増やすという狙いです。
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ポストコート親水性
ポストコート/プレコート:金属材料に表面処理や塗装を施す方法には、平板を成型加工した後に処理や塗装を行なってから製品に加工するポストコート法と、あらかじめ表面処理や塗装を施した材料(コイル等)を成型加工して製品化するプレコート法とがあります。例えば、一般に自動車用エアコンの表面処理にはポストコート法、家庭用エアコンの表面処理にはプレコート法が適用されています。
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ホパイトフォスフォフィライト
金属をりん酸塩処理浴にて処理するとりん酸塩皮膜が金属表面に生成されます(パーカー処理参照)。りん酸塩処理には使用目的に応じていくつかの種類がありますが、最も広く使用されているりん酸亜鉛処理を行った時に得られるりん酸塩皮膜は結晶性で、その主成分がホパイト(Hopeite)とフォスフォフィライト(Phosphophyllite)です。ホパイトはZn3(PO4)2・4H2OフォスフォフィライトはZn2Fe(PO4)2・4H2Oの化学式であらわされますが、両者とも元々は鉱物名であり、同じ結晶構造を持つものが天然に産出されます。フォスフォフィライトを構成する鉄イオンは素材の金属から供給されるため、通常は鉄または鉄合金に処理した場合のみ生成されます。ホパイトとフォスフォフィライトの結晶構造は非常に良く似ており、皮膜中では混晶として存在することが知られています。これらの成分が錆の進行を防止し、塗膜の密着性を高めています。
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ポリカーボネート
ポリカーボネートは、プラスチックの中で耐衝撃性において優れた材料です。また、ガラスに匹敵する透明度を兼ね備え、透明材料は壊れやすいという常識を打破したプラスチックです。
その他、耐熱性、耐寒性、機械的強度、電気的特性など、優れた特性を数多く備えており、広範囲にわたる用途に使用されております。
衝撃強度はアクリルの約40倍、硬質塩化ビニルの約20倍という透明プラスチック材料中、最高クラスの耐衝撃強度を有しています。弊社高機能複層ガラス(パルグラス)の主要な部材です。 -
ボンダー(*)フッ素及び窒素吸着剤
ボンダーは、日本パーカライジング登録商標の高性能フッ素及び窒素吸着剤です。
ボンダーは、食品系材料を原料に製造された安全に使用できる特殊活性炭吸着剤です。
ボンダーは、フッ素及び窒素を選択的に吸着除去しますので、フッ素含有排水処理や窒素含有排水処理に
適用します。
ボンダーは、水の浄化にも使用されます。 -
ボンデ処理りん酸塩処理
りん酸塩処理の事です。以前には当社のりん酸塩処理剤をボンデライトという商品名で販売していましたので、この名前がお客様に浸透し、りん酸塩処理の代名詞として使用されるようになりました。パーカー処理も同様です。
黒染め処理などを含めて化成処理として広義に使用されることもあります。また、冷間鍛造用潤滑剤として使用されているりん酸亜鉛(パルボンド)+石鹸(パルーブ)処理は、ボンデ・ボンダリューべ処理とも言われています。 -
ボンベウォーマープレートコイル/熱交換器
標準ガスボンベ(47ℓ)に直接装着が可能なタイプの熱交換器です。
使用中のガスボンベの温度変化や気化熱の影響などを軽減し、ボンベ内のガス量を安定させます。