[NP技報　第20号］

－りん酸塩処理～黎明期－ 表紙は、最新のりん酸塩処理皮膜を電界放射型電子顕微鏡で観察した写真を中心に日本パーカライジングの黎明期の歴史的写真をコラージュしたものです。中央左上より時計回りに、 ①日本ではじめてりん酸塩処理剤の製造を行った東京工場（英国の新聞より・昭和１０年）、②自社開発薬剤第一号となるアルボンドＡおよびＢの製造風景（昭和１１年）、③東京工場に併殺された研究室付属工場での開発風景（昭和１２年）、④⑤戦後のりん酸塩処理風景（昭和２７年頃）、⑥国内初の連続処理ライン設備であるスプラボンデライト装置の外装（昭和２８年）です。 本年、創業８０年を迎えますが、創業以来の「限りある金属資源を有効に使い節約する」を基軸に、素材の表面改質分野において更なる技術貢献をしていきたいと思います。